番組審議会

第347回テレビせとうち放送番組審議会報告

開催日時 令和2年4月
場所 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため対面会議は行わず、文書での報告とレポート共有による代替開催を行ないました。
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
小松原竜司
深田武志
東岡孝和
久保将俊
生本尚久
片平朋世

議事の概要

番組タイトル: ザ・ドキュメンタリー
『声出していこう ~岡山県内初 女子硬式野球部の1年~』
放送日時 : 2020年 3月20日(祝・金)15:30~16:00放送


上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■岡山県内初の女子野球部ということで、全国で野球部に所属している女子の人数のデータはあったが、全国の女子野球部の部活数も提示されていると、より理解が深まると感じた。

■ 野球に 知識がある人でも 女子野球については知らない方が多いのではないかと思ったし、アマチュアステージ(年代別)の組織編制、プロ組織の編制状況など詳細な説明があった方が理解が深まるのではないかと思った。

■もう少し周り(女子野球部をしらない大人たち、同世代の子供たち、これからの小中学生)の目線や感想もいれればなおよかった。

■硬式・軟式共に女性の野球人口やチームは増えており、小・中学生も見易い放送日や時間とすれば、より興味を持つ人(女性も)が増えるのではないかと思った。

■たいへん面白い番組で、楽しく見ることができた。野球というなじみのあるスポーツで、はつらつとした女子高生が主人公である、新しい部を立ち上げて、なんとか強くなろうと努力を重ねる分かりやすいストーリーである、ことなどが番組をなじみやすい、感情移入のしやすいものにしていたと思う。

■岡山弁でのコメントや、練習の合間に見せる部員らの明るい表情など、飾り気のない素直な場面が取材されており、好感が持てる内容だった。

■燃えるような情熱や激しい汗、悔しさなどの強いインパクトは受けなかったが、地元の高校生を通して女性の活躍を取材し番組にしていくことはTSC として意味のあることだと思う。
また、このように少数 派のものに焦点をあてた番組や地元で頑張る人たちに焦点を当てた番組作りに期待する。

■一覧した印象は、全体として好ましさが残る作品である。これは、取り上げた対象が高校一年生の女子であること、まだ珍しい硬式野球部への挑戦であったことが貢献しているのであろう。






以上