番組審議会

第354回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 令和3年1月27日(水)14:30~15:40
場所 オンライン形式で実施
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
小松原竜司
深田武志
久保将俊
生本尚久
遠部日出夫
欠席委員 片平朋世(レポート提出)

局側出席者 土井社長
鈴木常務
大森取締役営業局長
定本取締役編成局長
天野報道制作局長
遠藤編成局次長
山野編成CM部副部長
事務局 中尾

議事の概要

番組タイトル:
『プライド せとうち経済のチカラ』 
「Withコロナ~新たな時代に~ 2020 年末SP」
放送日時:
2020年12月29日(火)16:55~17:55


上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■各業態のコロナ禍における変改に対する対応をリポートし、配信することにより、視聴者の新たな生活環境の変化に対する気付きであったり、希望の兆しを見出すきっかけになったのではないかと思った。

■地元企業で独自開発されたいわゆる土木工事のITだが、土木業界では本当にいろんなIT化が進んでるものの、超大手のゼネコンとかだけのようなイメージがあるが、地元の企業も一端としてこういう取り組みをしていることを紹介することは、皆さん非常に興味を持って見ていただけたんじゃないかというふうに思っている。
そういうふうにいろんな切り口から、こういったテーマについて、地元の実例を紹介したということで、非常に意義のある番組ではなかったかと思う。

■非常に分かりやすいお話ではあったが、次への展望として期待感を抱かしていただけるような情報の切り口を提供していただければ、なお良かったのではないかなというふうに感じた。

■年末の番組なので、1年間の番組の総集編としての選択肢もあったんじゃないかと思うが、新しい取材をして、ひとつひとつを題材に時間を取って掘り下げていくのが良かったと思う。

■飲食業に限らず、工事現場の遠隔システムとか、医療現場とか、新たなことに挑戦しているという企業がいろいろそれぞれの取り組みを生かした戦略で出て来て、こうしたコロナ禍の中でもあがいて何とか挑戦していって生き残りを目指すという企業が地域にあるというのを改めて知ることが出来て、こちらも元気をもらえた感じがあった。

■全体的に見ても、何にも活動とか、躍動を感じない。
折角、芸人さんとか、落語家さんがいるのにかかわらず、何の笑いもないし、面白みもなかったということで、やはり自分の職業を生かした何かがあったら良かったなと思う。
若者にも興味を持ってもらえるような、せめてゲストを呼ばれたほうが良かったというような気がする。

■景色のよい宿泊施設から中継しており、特に前半はやわらかめの内容で、年末休暇中の視聴者、また普段は経済番組を視聴しない層のことを考慮していることがうかがえた。
中継場所自体が「新たな時代に」というコンセプトと合致していたと思う。

■問題点として、コメンテーターがこういうオムニバス的なやり方をやった時には、ひとつひとつのケースについてコメントするということは当然大事だけれども、やはり全体が終わった時にまとめるようなコメントを出して欲しいと思う。
もし専門家なら専門家で情報を、これから全てを動かしていくことになると思うけれども、そういう時代をもう少しで迎えようとしているのに、専門家としてこういうことをすべきだというサジェスチョンがなかったのは惜しかったと思う。
非常に月並みなコメントしかしていなかったのが残念だなと思った。




以上