番組審議会

第356回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 令和3年3月30日(火)14:25~15:30
場所 オンライン形式で実施
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
深田武志
久保将俊
生本尚久
片平朋世
遠部日出夫
岩﨑充弘
局側出席者 土井社長
鈴木常務
大森取締役営業局長
定本取締役編成局長
天野報道制作局長
遠藤編成局次長
中島報道制作局アナウンス室長 
事務局 中尾
事務局 宇田川

議事の概要

ザ・ドキュメンタリー  動かなくても動く~四肢まひ精神科医の挑戦~

放送日時:
2021年 2月23日(火)14:30~15:00放送


上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■全体としては大変しっかりとした取材がされていて、限られた放送時間の中で編集の意図が求められた番組だったと思うけれども、結果として大変前向きな印象が残る終わり方だったと思う。

■この番組を通じて流王先生が阿部先生に啓蒙を受けたように同じ境遇の方に勇気と希望を与えることが出来れば、良いなというふうに思った。
またドキュメンタリー番組なので、より視聴者に影響力がましたのではないかと思うし、こういう番組をたくさん作って欲しいなというふうに思った。

■障害をもった方のドキュメンタリーはいろいろあるけれども、ともすると、ちょっと短絡的な、障害があっても頑張ったんだから、あなたも頑張りなさいみたいなメッセージになりがちであるが、そういうところは決してなく、すごく誠実に作られた番組なんだなということをとても感じた。

■ローカルドキュメンタリー番組というのは関心の高い方が多いのではないかなと感じている。
特に地元の方が逆境を乗り越えたとか、方向を変えたとか、生まれ変わったとか、地域貢献という内容のドキュメンタリーというのは、やはり関心が高くなるというふうに思う。
このような方が数多くいらっしゃると思うので、しっかりと告知をしていくことが必要だと思う。

■岡山の地元の非常に良い例を紹介出来ているし、ぜひ今後も他局に先駆けて、こういった本当に地元絡みの良い話を取り上げていただきたいなと感じた。
特に今回の番組は、本当に多くの障害者の方の力付けになると思う。

■重厚なテーマで非常に見応えがあったと思う。
長い期間に渡って、また山形まで行って地域も広く、丁寧な取材がされていて良質な番組だったと思う。

■全体の流れから見て、目立つ演出をこの番組としていなかったし、編集もとても自然でドキュメントとして受け入れやすい番組だったなっていう印象を持った。
また見ているだけで、その存在だけで、人のためになるという輝き、夢を与えるというような感覚を、この番組を見てさらに確認することが出来た。

■一言で言えば、すごい、素晴らしい人間ドラマだったなと思った。
とにかく人間は意思が大事だということと、人間ひとりでは生きていけないという人間社会のことが、特に手薄と言うか、意識が薄くなっているので、それを啓発したという意味でも良く出来た番組だと思っている。





以上