番組審議会

第357回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 令和3年4月26日(月)14:25~15:25
場所 オンライン形式で実施
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
久保将俊
生本尚久
岩﨑充弘
竹内雅人
欠席委員 片平朋世
遠部日出夫
局側出席者 土井社長
鈴木常務
大森取締役営業局長
定本取締役編成局長
天野報道制作局長
遠藤編成局次長
事務局 中尾
事務局 宇田川

議事の概要

高橋英樹&真麻の日本一住みたい!?#新しい岡山発見さんぽ


放送日時:
2021年3月27日(土)19:54~20:54放送


上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■番組名に「日本一住みたい?」とあり、また冒頭で高橋真麻さんが「週末移住に興味がある」ということを発言されていたので、県外の方にむけた移住促進の番組かと思っていたが、県外に住む人の目で、岡山市内の新たなまちづくりがいかに住みやすさにつながっているか、またつながる可能性があるかなど、グルメ?旅?番組風に伝えようと試みたものだった。
1時間の中に、多くの情報がありながらも、全体的にはのんびりとした雰囲気で、それも「岡山らしさ」を演出できていたように思う。

■岡山市民の私にとっては、今回の散歩ルートに少しでも多くの人が県内外から訪れてくれることを祈るが、岡山の良さを他地域の視聴者にどこまでアピールできたか少し疑問が残った。

■番組も『移住』というか、『住みたい街』というような話が出ていたので、むしろ東京の人が見ると、『行ってみたい』『住んでみたい』街というような受け止め方、見方をされるのではないかということで、今後これをどういうふうに展開していくか、二次活用するのであれば、例えば東京で岡山県・岡山市が移住相談をするときに使うとか、そうした方がむしろ効果的な番組ではなかったのかなと思う。

■週末移住も含めた『住みたい街』外から見た『住みたい街』としての岡山のアピールという意味では放送エリア的に若干無理を感じなくもないなというふうに思ったが、全体としては非常に楽しく見させていただいた。

■岡山発見を岡山の人間ではない人気者を起用しながらやるというのも、これはやっぱりやり方として新鮮味があって良いのかも知れないなというふうには思った。

■船とか岡山城などは数えきれないくらいの岡山がぎっしり詰まっているとても良い番組だった。そして、それを効果的にしてくれたのはご登場のおふたりとMC、経済番組のMCをされているおふたりもワイプで参加していたが、上手に入っていて邪魔にもならず、
とても効果的だったと感じた。
また分かりづらいところは、番組の端っこ、画面の端っこに、フリップとして説明がちょこっと出たりしてすごく配慮があったなというふうに感じた。

■誰が見ても明るい街づくりが感じられる番組となったのではないだろうか。全国放送であれば今回一度で番組は終了かも知れないが、TSCだけの放送であれば次は倉敷、次は高松といったコンセプト、今回と同じようなコンセプトで番組を作っていただきたいなと思う。

■良い意味でも悪い意味でも無難な番組だったなと思う。やはり表題から見ると誰に見せようとしたメッセージなのか、表題と中身がちょっとずれている。
一見、岡山以外の人に見せるのかなと思えるけれども、岡山に住んでいる方に、岡山の、いま変わりつつある岡山の魅力発見という
か、イメージの変化を求めている、そういう意味ではなかなかメッセージ性が高かったというぐらいに思っている。







以上