番組審議会

第373回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 令和4年11月29日(火)17:00~19:00
場所 岡山市北区駅元町1-5 ホテルグランヴィア岡山 3F パール        
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
久保将俊
生本尚久
片平朋世
竹内雅人
長田憲司
中瀬実
局側出席者 土井社長
大森常務取締役
大本取締役報道制作局長
原編成局次長
事務局 中尾
事務局 宇田川

議事の概要

(1)番組審議(合評)  
番組タイトル:
テレビ東京制作ネット番組(10月開始新番組)
          「日経スペシャル 60秒で学べるNews」 
10月26日(水)21:00~21:54
                               について

(2)視聴率および視聴者対応についての報告

(3)弊社番組基準の変更(改正)についての質疑応答・答申

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■視聴率のことを考えると、テレビせとうちを含めてテレビ東京系列というのは、やっぱり万人受けする番組よりも、歌番組も、お笑い番組もすごいコアなファンを大切にするような番組作りをされると思う。

■ニュースの内容、取り上げた内容そのものは、全国ニュースで大きく報道されているものばっかりで、必ずしも新しい要素ばっかりということではなかったかと思うが、きちんと最後まで関心を引きつけて、固いニュースでありながら、すっきり理解出来るような工夫をされていたかと思う。

■ニュース、ストレートのニュースは別として、ニュース解説の番組というのは、ひとつのテーマを延々と深くやっていくことが多かったなあと思っているので、今回の60秒でというのは、新しさというのをちょっと感じた。
実際そうはいっても、60秒で本当に出来るのかなというのが最初の印象であり、やはり60秒で語るのは難しいなと思う。
前振りとか、あとの付け足しみたいな解説が付いて、ようやく分かるんだなと思うが、その辺りをフォローしていて、非常に良かったのではないかなというふうに思う。

■ニュースどころか、映画も早送りで視聴する人が増えている世の中で、「60秒で学べる」というタイトルは、興味をひきやすいと思う。ただ、60秒でわかるというわけではなく、「そのニュースに関心をもたせるための60秒」のように感じた。

■司会のウエンツさんが、非常に中立的でバランスが取れたコメントをしていたので、嫌みが全くなかった。
また解説者に合わせての、少し高いレベルから問題提起や、ゲストのコメントに合わせた分かりやすい誘導が印象的だった。

■いずれにせよ普段のニュース解説の番組をあんまり見ない方々に対してのニッチで斬新な切り口というか、そういった目線で、これをもうちょっと取り込めるように頑張っているんだなというふうな感じを持たれる。

■よその番組の悪いところを削ぎ取って、是非このような形でどんどん若者にも分かる経済とか、世界情勢とかというのを教えていって欲しい情報として提供していっていただきたいなと思った。

■取り上げられたものが、どうしてこれが取り上げられるのかということ、それから60秒というこの制限のところでも、非常に説明が薄っぺらで、そんなこと知ってるいうか、わざわざ言ってもらわなくてもいい、60秒だから黙って見てようかというぐらいのもので、ちょっと期待はずれだった。
以上