番組審議会

第386回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 2024年3月25日(月)14:30~15:25
場所 岡山県岡山市北区柳町2-1-1 テレビせとうち 5F 大会議室
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
久保将俊
生本尚久
長田憲司
椙原彰子
欠席委員 竹内雅人(レポート提出)
中瀬実(レポート提出)
局側出席者 土井代表取締役社長
鈴木取締役副社長
大本取締役報道制作局長
原編成技術局専任局長
事務局 中尾
事務局 宇田川

議事の概要

(1)番組審議(合評)  
番組タイトル:
「プライド せとうち経済のチカラ
植物性でおいしさ追求 エリアで広がる脱肉食ビジネス~ 」
放送日:
2024年3月3日(日)12:00~12:30
                              について

(2)視聴率調査・視聴者対応についての報告

(3)その他

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■ヴィ ーガンやベジタリアン対応の難しさを感じる飲食関係者が多い中で、専門家のアドバイスは具体的でわかりやすく、視聴者には勉強になったのではないかと思った。まさに「目からうろこが落ちる」という内容だったと思う。また持続可能な社会のための脱肉食ビジネスまで話題が広がり、食に関していろいろと考えさせられる 中身の濃さがあった。

■ヴィーガンやベジタリアン、ムスリムの需要に対応する岡山・香川エリアでプラントベースビジネスをおこなう企業が紹介され、うどん店、老舗の料亭やカフェ、とんかつ等を手掛ける冷凍食品加工会社などが、脱肉食ビジネスをコンサルティングするフードダイバーシティ社の守護社長がそれぞれの企業の取組、脱肉食ビジネス市場のポテンシャルや日本での市場予測、将来の食糧危機に備える必要性などを非常にわかりやすく解説され好感が持てた。

■食というと飲食店に注目が集まると思うが、食品メーカーさんが後継者不足から畜産業界の出荷量の減少の観点から、業界の生き残り戦略ということで、こういった食品の会社が、ヴィーガンとかベジタリアンの方の向けの食品を開発しているというのはとても興味深かったなと思った。

■ 大豆ミートが 本当に美味しいのかどうかというところがやっぱり気になるけれども、 昇吉さん がトンカツを食べているシーンを見る限りでは、まだまだもう一歩 なのかなという印象を受けた。番組ではこの商品開発の部分はそれほど紹介 されてなかったけれども、食感とかどういうふうに 揚げて いくのかみたいな話ももっと聞けたらおもしろいかなと思った。

■いつもどうしても岡山の市場というか、 お店とかということが主体で展開されている 番組が多かったわけだが、今回は香川県中心だったと思う。岡山県に住んでいる身からすると、やはり香川県中心になってくると 、おっ、というふう な感じがした。バランスよく香川のお店 、岡山のお店をバランスよく取り入れていくことによって、安定した視聴者が確保できるのではないのかと感じた。

■見せ方にワイプはまだちょっと慣れてないかなと。東條アナがニコニコとしているのは分かるが、もうちょっと何か工夫がいるのかなとは思った。

■観光客に楽しみ方やお金の落とし方の仕組み作りが全然違うから、そういうところをぜひ岡山県民を教育するではないけれども、ぜひテレビという、誰でも見れるツールを通して提案して教えていただけると、また参考になるんじゃないかなと思った。

■経済的な話、特にインバウンドとか少し切り口にしてはそれは良かったけど、もうちょっと突っ込んで食の多様性というのはあるからこそ、地球の限られた資源で人口は何とか持ってると、そういう視点で番組を作れば、もっともっと深い番組が出来るようになってきて、これは面白い切り口だなと思ってずっと見ていた。是非そういうことを一回考えてやっていただきたい。
以上