番組審議会

第395回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 2025年2月27日(水)14:30~15:45
場所 岡山県岡山市北区柳町2-1-1 テレビせとうち 5F 大会議室
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
生本尚久
長田憲司
中瀬実
椙原彰子
欠席委員 八木俊則(レポート提出)
鈴木壮太郎(レポート提出)
局側出席者 仮谷代表取締役社長
西島常務取締役      
大本取締役報道制作局長
原編成技術局専任局長
事務局 中尾
事務局 宇田川

議事の概要

(1)番組審議
審議番組:「島がつなぐ夢~男木島に芽吹いた文化継承の波~」
放送日:2024年12月28日(土)11:30~12:00放送分
                              
(2)視聴率調査・視聴者対応についての報告

(3)その他

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■大事な地域の伝統を継承するという課題が取り上げられていて、意義深い番組であったと思います。来年度には瀬戸内国際芸術祭がありますので、その中で、この男木味噌がどう活躍していくのか、つながっていくのか、今後も継続して取り上げていただけるとありがたいと思いました。

■映像が綺麗で、島とか瀬戸内海の美しさ、島のお年寄りとか子供が遊ぶ姿が情景的に出て、演出とか構成も良かったと思います。こういう番組で、風景とか画質まで気を遣うというのは非常に酷かもしれないけど、そこまで考えて番組を作っていただけると見る楽しさも増えてくると思います。

■高齢化が進む地域でこういう取り組みが行われていること自体に意味があるんだと解釈いたしました。番組を見終わったところで、非常にじわじわと味わい深く感じました。

■この番組を通して、この文化を保存するということ、それを定着させるためには大変な苦労を要するということがよく分かりました。

■もう少しスケールを大きくした、同じような取り組みによって活性化していく人が増えるっていうものを挙げていただくと説得力があったかと思います。

■みそから入ったのは良いけど、結局最後はみそに帰ってきました。その間に過疎化の問題、地域おこし、資生堂の若い方の活動と色々なものを突っ込み過ぎていて、結局、場面は男木島という過疎の島だということは分かりましたけど、中身を突っ込みすぎて、それをつなぐストーリー性が殆ど無かった。

■男木味噌といういわば地味な一つのテーマを時間をかけて取り上げたものであり、好印象を持ちました。他方で、決して単調な番組ではなく、男木島に関係する人々の様々なエピソードを交えて番組が進行していき、退屈さは感じませんでした。

■若い世代の移住が進む男木島は、高齢化・過疎化が急速に進む日本の地域においては恵まれた地域といえます。多くの地域ではこうした伝承の取り組みがなされることもなく、こうしている間にも文化や慣習が消えています。番組ではさらっとではありますが、この点にも触れていたいたことも評価に値します。

以上