ハマチ養殖発祥の地・東かがわ市の安戸池で新たな特産品作りを目指して養殖されているマガキの直売が始まりました。
海水が流れる東かがわ市の安戸池で育てられ、「ADO MILK」と名付けられたマガキ。その直売を始めたのは安戸池そばにある食堂「ワーサン亭」の売店で、濃厚で甘みが強いのが特徴。毎週土、日、月曜日に販売していて、価格は60グラムから80グラムほどまでのカキ12個入りが3900円です。
安戸池では、市や地元漁協などが連携しておととしの10月にシングルシードと呼ばれるかごにマガキの稚貝を入れて海面で育てる試験養殖をスタート。海中のえさのプランクトン量のデータなどを測定して活用し、安定したカキの生産に取り組んでいます。
夏場に産卵せず、身が細らない「三倍体」というマガキを育てているため、年間を通した出荷が可能。今年2月から土日に限り、食堂・ワーサン亭で提供されてきましたが、生産体制が整ったことから直売をスタートさせたということです。
今後、生産量と販路を拡大させ、今年度内におよそ5万個の出荷を目指します。