丸亀市の化学品メーカー・四国化成工業は、半導体材料の生産工場を新たに坂出市に建設することになり、香川県や坂出市と立地協定を結びました。
7月9日に県庁で行われた締結式では、四国化成工業の濱崎誠社長、香川県の池田豊人知事、坂出市の有福哲二市長が協定書にサインしました。
協定によると、四国化成工業は、坂出市の番の州臨海工業団地およそ2万6000平方メートルの敷地に、総工費およそ150億円をかけ、工場2棟、倉庫3棟などを建設。半導体の製造過程で必要な表面処理剤などを生産します。
今月から造成工事を始め、2027年末に一部工場を稼働。全ての施設は2029年に完成の予定です。従業員は、県内を中心に30人程度採用の見込みです。
建設予定地は坂出市の隣、宇多津町にある研究開発施設からのアクセスがよく、製品開発が迅速に行えるメリットがあるなどとしています。
半導体材料の生産工場を坂出市に建設へ/四国化成工業/香川県などと協定結ぶ【香川】
2025年7月9日香川のニュース