日本の神話を題材とした油絵を手がけるフランス人画家マークエステルさんが11月26日世界平和を願って岡山神社に絵を奉納しました。
絵に描かれているのは、岡山神社の祭神、倭迹迹日百襲姫命で、優しい表情で音楽を奏でています。墨絵の技法を用いた独創的な筆遣いが特徴で、背景は、黄色や緑、桃色などの色彩が微妙ににじみあい、幽玄な世界が広がります。
26日は全国から集まったファンが見守る中、奉納の神事が行われました。日本に移り住んで2020年でちょうど半世紀。古事記などに魅せられ日本の神々を常に描いてきました。2019年、皇居前広場で開かれた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」では、その活動と作品が紹介されました。1996年から全国の神社に自身が手がけた絵画を奉納していて、岡山神社への奉納は188社目です。今回奉納された絵は、岡山神社の参集殿に飾られます。また、今回の奉納に合せて、27日から11月末まで岡山市内で初めての個展が開かれます。