大規模災害で大量に発生する災害廃棄物を一時的に受け入れる仮置き場の設置訓練が11月26日、笠岡市で行われました。
2018年の西日本豪雨では、岡山県内で44万トンを超える災害廃棄物が発生し、およそ1カ月半、道路沿いなどに放置されていました。こうしたことから災害廃棄物をすぐに搬入できる仮置き場設置の必要性が叫ばれていました。訓練は、岡山県や県産業廃棄物協会などが初めて実施したもので、関係者およそ150人が参加しました。仮置き場を傷つけないよう搬入箇所に鉄板を設置したほか、粉じんが舞わないよう散水用の機材を持ち込み水をかけていきました。会場には県内各自治体の廃棄物関係の担当者も訪れ、熱心に作業の様子を見学していました。県では県内27全市町村に対して、2020年度中に仮置き場の候補地を選定するよう求めていて、2019年度までに14の市町村が選定を終えています。