倉敷市の大原美術館で14日、年末恒例の大掃除が行われ、名画に積もった1年間のほこりを取り除きました。

休館日の14日は、職員約20人が主に本館と分館で大掃除を行いました。1階展示室では職員が数人がかりでポール・シニャックの代表作「オーヴェルシーの運河」やクロード・モネの「睡蓮」などの名画を壁から慎重に降ろし、はけで額縁のほこりを払ったり、絵の表面を覆うアクリル板の汚れを丁寧に拭き取っていました。大原美術館は新型コロナウイルスの影響で、4月11日から4カ月余り閉館したため、今年の入館者数は去年の2割程度にとどまり、6万人ほどになると予想しています。年内は12月27日まで開館し、新年は元日に本館のみ開け1月2日から通常通り開館します。