JR西日本とJR四国は12月18日、2021年3月13日に行う春のダイヤ改正を発表しました。新型コロナウイルスによる利用者減少の影響も反映されています。
JR西日本岡山支社によりますと、新幹線では、新型コロナ対策として利用客を集中させないよう「のぞみ」の臨時列車を増やします。これまで1時間に最大5本運行していましたが、1本増やし6本まで運行できるようにします。在来線では、桃太郎線で利用しやすいダイヤに改正します。午後2時から7時台の岡山発の列車はすべて、22分と52分に発車時刻を統一します。津山線では夜間行うメンテナンスの作業時間を確保するため、始発を19分繰り下げ、最終列車を14分繰り上げます。山陽線と赤穂線では利用客が少ない昼間の時間帯の一部列車の運転区間を見直します。山陽線では岡山―和気間を運行している列車を
岡山―瀨戸に、赤穂線では岡山―長船間を岡山―西大寺間に変更します。また、岡山―福山の間を走る快速「サンライナー」は、土日、祝日において、上下線を16本から3本に減らします。
一方、JR四国は、普通列車27本と特急列車5本の合わせて32本の運転を取り止めます。対象となった列車の半数は、
新型コロナの影響で、利用者数の減少が顕著に現れている深夜帯の最終列車で、午後11時59分、高松発多度津行きの予讃線の最終列車など16本です。また一部区間で20本の運転を取り止めます。JR四国では、利用状況の変化と運転士など乗務員不足を理由に挙げています。