2月20日、岡山市東区の西大寺観音院で行われる伝統の裸祭り・西大寺会陽。その会陽にちなみ、食べると風邪をひかないと伝えられる雑煮が2月12日、岡山市のデパートで振る舞われました。
福が重なるようにと餅や豆腐、昆布などが2つずつ入った雑煮。「宝来春(ほうらいしゅん)」と呼ばれ、毎年、会陽の翌週に西大寺観音院で関係者らに振る舞われています。岡山市の天満屋岡山店では創業の地である西大寺地区を盛り上げようと、3年前から毎年、会陽の前に50食を用意し、無料で提供しています。
2021年は、会陽の当日に宝木と一緒に投げ込まれる生薬・五薬が入ったお守りも初めて授与され、来店客は、
自身の健康などを願いながら雑煮を食べていました。2021年の西大寺会陽は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宝木の争奪戦は中止となり、無観客で行われます。