3年前の西日本豪雨で浸水被害に遭った倉敷市の支援学校生が17日、地元のパン屋さんの協力を得ながら、手作りパンの販売会を復活させました。

倉敷市真備町の倉敷まきび支援学校では、朝から生徒が準備を進めていました。この学校では2017年から月に2回、生徒が実習で作ったパンの販売を始め、多い日は1日に100人が訪れるほど地元の人に愛されるイベントでした。しかし、2018年の西日本豪雨で校舎は浸水。その後、復旧工事を終えたものの、新型コロナの影響で一般への販売は控えていました。再開までの道のりを支えたのが、近くでパン屋さんを営む戸澤実さんです。戸澤さんも被災した一人ですが、講師としてパン作りを教えてきました。午前11時、はじめに焼き上がったメロンパンなどが並び、オープンしました。新年度からは月に1回、パンの販売会を開く予定です。