新型コロナウイルスの影響でアルバイト収入が減るなどし、経済的に苦しい大学生らの食を支えようと、岡山市内で支援活動が行われています。
岡山市の岡山理科大学では2021年6月10日から、食品セットの配布を始めました。2300円相当の、パックご飯やインスタント食品などで、地元企業から提供されました。


6月10日は、1年生や留学生らを対象に250人分が用意され、昼休みの時間になると学生が次々と訪れ、袋詰めされた食品セットを持ち帰っていました。
食品セットは全部で1000人分用意されていて、6月18日まであと3回配られます。

一方、こちらの飲食店ではこんな支援が行われています。

岡山市のオムライス専門店おむやでは、コロナ禍で食事に困っている市内の大学や専門学校に通う1人暮らしの学生に、無償でオムライスを提供しています。通常800円で販売している「巻きオムライス」を1日20食限定でテークアウトしています。

6月7日に企画をツイッターに投稿したところ、 数日で200件以上のリツイートがあったといい、これまでに学生を中心に、1日当たり数人程度が注文しているそうです。
おむやの光畑順路店主は「またよろしくお願いしますと嬉しそうな顔で帰られる方もいましたし、またお店に来ますという方もいますし遠慮している人もたくさんると思うんですが、もう遠慮せずに言ってくれたらできるところまで頑張りたいと思っているのでぜひ連絡くださったらと思います。」と話していました。

おむやでは、学生に限らずコロナ禍で食事に困っている人にも期間限定で無償で提供するそうです。
店のツイッターに投稿している電話番号へ当日、午前11時までにショートメッセージを送ることでオムライスの注文ができます。電話での問い合わせには対応していません。
予約は、6月20日まで受け付けています。