新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるため、企業や大学単位で行う職域接種。21日から全国的に接種が本格化する中、岡山県でも総社市の企業で始まりました。新型コロナワクチンの職域接種を始めたのは、総社市の自動車部品メーカーなどでつくる協同組合「ウイングバレイ」です。職域接種を行うには、会場や打ち手を企業が確保した上で2000回程度の実施が求められます。ウイングバレイの場合、会場は組合の施設を用意、打ち手は産業医が担当しました。組合員約4000人のうち、11社約2800人が接種を希望していて、21日はそのうち100人がモデルナ社のワクチンを接種しました。

今後、1週間に400回のペースで接種を進め、2021年10月中旬に全員が2回の接種を終える見込みです。岡山県によりますと、職域接種を申請した企業は6月18日現在、38件に上るということです。