岡山県は１８日、岡山市と倉敷市をまん延防止等重点措置の対象地域に指定しました。その他の市町村でも感染が広がっているとして、県内全域の飲食店や集客施設に対し営業時間の短縮を求めるなど、前回の緊急事態宣言並みの対策を講じます。

岡山県は新型コロナ対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置の対象地域に岡山市と倉敷市を指定しました。期間は８月２０日から９月１２日までです。対象地域では飲食店などに対し、酒類の提供を行わず営業時間を午後８時までとするよう要請します。協力金は１日当たり３万円から２０万円です。要請は命令に切り替えることができ、正当な理由なく従わなかった場合、最大２０万円の過料が科せられます。また、百貨店やショッピングセンター、映画館、スポーツジムなどの集客施設に対しても、床面積が１０００平方メートルを超える場合は営業時間を原則午後８時までとし、入場人数を制限するよう要請。面積や時間短縮の度合いに応じて協力金が支払われます。一方、岡山市、倉敷市以外の飲食店などに対しては、営業は午後８時まで、酒類の提供は午後７時までとするよう要請します。協力金は１日当たり２万５０００円から２０万円です。また集客施設に対しては、協力金の対象とはならないものの、営業時間を原則午後８時までとし、入場人数を制限するよう求めています。県民には日中も含め不要不急の外出や時短要請に応じない店の利用を自粛するよう要請。加えて、不特定多数の利用が見込まれる岡山後楽園や県立博物館など県有の２９施設を９月１２日まで休館することを決めました。