岡山県に発令されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、政府は2021年9月9日、9月12日までの期限をもってまん延防止等重点措置に移行する方針を固めました。
香川県に適用されているまん延防止等重点措置は延長される見通しです。
期限は両県とも9月30日までの見込みです。
政府案は9月9日、専門家らでつくる分科会で了承されました。

岡山県は9月12日で緊急事態宣言を解除。翌13日にはまん延防止等重点措置へ移行する見通しです。病床使用率が50%未満となっていることや、自宅療養者の数が減少傾向となっていることなど医療のひっ迫状況に改善がみられることなどが理由です。重点措置の対象区域について伊原木知事は「岡山市と倉敷市が措置区域から外れることはほとんど考えられない。(県内で感染が)面的に広がっている。それに対応した措置が必要である。」と述べました。9月13日以降の具体的な措置については、9月10日の対策本部会議で決定する方針です。

一方、まん延防止等重点措置の対象地域になっている香川県は、新規陽性者数の今後の動きを確認する必要があるため適用が継続されるものとみられます。香川県は9月9日、対策本部会議を開きましたが、引き続き県内全域の飲食店に対して、営業時間の午後8時までの短縮などを要請することを決めました。また、9月13日に新学期が始まる高校など県立学校については、始業時刻を30分程度遅らせたり、授業時間を短縮するなど学校の実情に応じた措置を講じるよう求めます。
岡山・香川両県ともまん延防止等重点措置の期限は9月30日まです。