新型コロナウイルスのまん延を受け、岡山県では酒類の提供が制限されていますが、県は2021年9月15日、制限で影響を受ける酒類の販売業者に対し、独自の支援策を発表しました。
国からの月次支援金に上乗せするもので、岡山県内に本社か主たる事業所を置く、酒類の製造・卸売・小売業者に対し、支援金を給付します。8月や9月の売り上げが、2019年または2020年の同じ月と比べ、50パーセント以上減少していることが条件です。減少幅に応じ、1カ月当たり法人には最大60万円、個人事業者には最大30万円を給付します。

岡山県の伊原木知事は「酒が感染拡大を防止する上でキーになっています。打撃を受けている事業者を支援していかなくてはならない。今回国のスキームもあり、我々の財政力でも応援ができることになり安堵(あんど)しています。」と述べました。
事業の県負担額は3億円で、開会中の9月定例県議会に補正予算案を追加提案。可決されれば、10月下旬から申し込みを受け付けます。給付は受け付けから1カ月ほど後になる見通しです。