重油や灯油などを混ぜた不正軽油による軽油引取税の脱税を防ごうと、岡山県は2021年11月17日、山陽自動車道でディーゼル車を対象に燃料の抜き取り調査を行いました。
この調査は、中四国8つの県の高速道路で一斉に行われ、岡山県では山陽自動車道上り線の吉備サービスエリアで実施されました。
県職員8人が出て、警察に誘導されたトラックなどからスポイトで燃料を吸い取り瓶に入れていました。県では持ち帰り、重油や灯油などが混ぜられていないか成分を詳しく調べることにしています。
また、ドライバーには不正軽油を使用すると懲役や罰金が科せられることなど記載したちらしを配り注意を促しました。
岡山県によりますと、過去5年間に調査した538件のうち4件で不正軽油の疑いのある異常値が見つかったということです。調査に合わせてタイヤの脱落事故を防ぐため、国土交通省中国運輸局による車両点検なども行われました。