岡山市の岡山工業高校の生徒が学校周辺の現在の姿を巨大なイラストの地図を制作し2月21日、除幕式が行われました。学校創立120周年記念として取り組んだもので、後世に伝えていくということです。
岡山工業高校の玄関を入ってすぐ、壁に掲げてある鳥瞰図は、生徒28人がおよそ1年かけて仕上げた力作です。学校創立120周年を記念したもので、21日に除幕式を行い、お披露目されました。
大きさは、縦1メートル75センチ、横1メートル25センチ。学校の周辺600メートル四方の街並みがカラフルな鳥瞰図(ちょうかんず)のイラストで描かれています。
生徒一人一人が100メートル四方の数ブロックを担当し、色鉛筆などで色づけ。それを持ち寄り、スキャナーでパソコンに取り込んで一枚につないで修正したのち、アルミニウムを素材とする板にプリントしました。
生徒たちは放課後を利用して学校周辺をこまめに歩き、写真撮影やスケッチを行い建物などの外観を詳しく調べたといいます。
鳥瞰図を手がけている倉敷市の画家から指導も受けました。文谷元信校長は「120周年の時はこんな地域の中で頑張っていたんだよと伝えることができるモニュメントにしたい」と話していました。