岡山県勝央町で4月27日、温室栽培された桃の「はなよめ」の収穫が始まりました。県内で最も早い桃の収穫です。
極早生品種の「はなよめ」は、露地物は通常6月中旬ごろに収穫されますが、ビニールハウスでボイラーを使い加温することで収穫時期を早めました。
岡山県内では唯一、「はなよめ」の加温栽培をしている勝央町石生地区の桃農家・石川裕之さんのハウスには13本が植えられていて、27日朝は熟れ具合を確認しながら、摘み取り一つ一つ丁寧に箱詰めしていました。
今年は朝と夜の気温が低かったため、収穫は去年より4日遅くなりましたが、甘みは強く柔らかだということです。
6月上旬ごろまでにおよそ1.5トンの出荷が見込まれています。
27日に収穫されたおよそ150個の桃は、28日には県内のデパートなどに並ぶということです。