大規模事故や災害などが起きた際に県境を越えて人命を救助しようと3月24日、岡山県と香川県はドクターヘリの広域連携に関する協定を結びました。
協定は、香川県で昨年、ドクターヘリの運用が始まったことを受けて結ばれたものです。
岡山県の伊隆太隆太知事と香川県の池田豊人知事、ヘリの基地病院が協定書に署名しました。
協定書によると、けが人や病人、災害が発生した際に、岡山県は香川県全域を香川県は岡山県南部をカバーします。
ドクターヘリの2022年度の出動件数は、岡山県で1月末までに290件、香川県で2月末までに282件でした。ただし両県とも1機しか運用していないため、要請が重なった際には防災ヘリや他県のドクターヘリが対応することもありました。
今回と同様の協定を岡山県は中国4県と結んでいて、香川県は近く四国3県と締結する方針です。