今年12月に開院する、岡山市北区の「川崎医科大学総合医療センター」の内部がきょう、報道陣に初公開されました。

川崎医科大学総合医療センターは、岡山市中心部にある現在の川崎病院老朽化に伴い、学校法人川崎学園が約50メートル南東の旧深柢小学校跡地に新築・移転を進めるもので、8月末に建物が完成しました。
地上15階、地下2階建てで延べ床面積は今の病院の約3倍の7万8000平方メートルで、現病院にはない屋上ヘリポートを設けました。
1階から4階が吹き抜けの外来エリアで、22の診療科体制です。
また病棟は8階から14階で647床。
このうち半数を占める個室全てにトイレを完備しました。
がん治療など最先端の高度医療や救急、リハビリテーションに力を入れる点が特徴で、手術室は現在の倍の12室。
がん治療などに活用する最新鋭の手術支援ロボット、ダビンチを導入しさらにカテーテル治療を専門とするIVRセンターも新設しました。
現在の病院では患者は医療スタッフ同伴で院外へ散歩に出ているということで、利便性が向上。
手術直後の患者や高齢者のリハビリ機能もあります。
川崎医科大学総合医療センターは今年12月1日に開院し現在の1.7倍の1日1000人の来院を想定しています。