三菱自動車の燃費不正問題で岡山県の伊原木隆太知事は、資本業務提携による支援を表明している日産自動車の横浜市の本社をきょう訪れ、県内部品メーカーとの取引継続といった要望を直接伝えました。

岡山県の伊原木知事はきょう、横浜市の日産自動車本社訪れ、日産のカルロス ゴーン社長と面会しました。
話し合いは約30分間非公開で行われ、三菱自動車の益子修会長も同席したということです。
伊原木知事はゴーン社長に対して地元の関連企業との継続的な取引を要望した上で、「日産が資本に入ることで先行きがどうなるのか、部品メーカーなどは不安を抱えている」などと説明しました。
これに対して日産側は水島製作所や岡山の関連メーカーの扱いについて、今後も三菱自動車が決定権を持っていると明言したということです。
これを受けて岡山県は今後も三菱自動車と連絡を密に取りながら、必要があれば日産とも直接話をし、県の自動車産業維持に務める方針です。