岡山県内のツキノワグマの出没件数が今年度、200件以上に上り過去最多となっていることがわかりました。

県によりますと、今年度のツキノワグマの出没件数は、237件で前の年の約2.7倍で過去最多だということです。
市町村別には美作市が最も多く134件津山市が27件で初めて吉備中央町でも出没が確認されています。
県では増加の原因についてクマのえさとなる去年秋のドングリは必ずしも不作ではなかったため、「はっきりとはわからない」としていますが、過疎化で里山の整備が行き届かず、生息域が広がっている可能性もあるということです。
出没件数などを基に県では県内のツキノワグマの生息数について10年前の3倍以上になっていると推計しています。