岡山県は今年7月から9月に訪れた外国人宿泊者の数をまとめました。全体数は、去年に比べ4%増加しましたが、韓国人宿泊者が4割近く減少しました。日韓関係悪化の影響とみられています。

岡山県内41のホテルや旅館を対象に行われた調査によりますと、今年7月から9月の外国人宿泊者は、全体で8万人余りで、去年の同じ時期を4%上回りました。観光ビザ発給要件の緩和などが増加要因とみられ、国・地域別では台湾が最も多く、中国、香港などと続きました。一方、全体では4番目に多い韓国人宿泊者は、夏場に予約のキャンセルが相次ぐなどし、去年より4割近く少ない、約4000人に落ち込みました。日韓関係の悪化の影響と見られています。また、岡山空港に就航しているソウル線が19日から、これまでの週7往復から4往復に減便されるため、今後さらなる減少が懸念されます。県観光課では、外国人に人気の「体験型旅行」の充実などを通じて「宿泊者数の増加を図りたい」としています。