インターネットを使った詐欺や誹謗中傷などが社会問題となっていますが、岡山県警は20日、ネット上に存在する有害情報などを発見し警察へ通報する「サイバーパトロールモニター」に大学生らを委嘱しました。

委嘱式にはIT企業のエンジニアや情報システムを学ぶ学生ら24人が出席。岡山県警の桐原弘毅本部長から委嘱状が手渡されました。県警によりますとインターネットで商品を購入後、手元に届かない詐欺や迷惑メールなど去年1年間のサイバー犯罪の摘発件数は161件、相談件数は1527件とここ5年で増加傾向にあります。また、最近では会員制交流サイトSNSを利用した誹謗中傷などの投稿が増えるなど手口が広範囲に渡っていることから過去最多となる28人の大学生をモニターに委嘱しました。任期は2021年11月までで、学生らは普段、インターネットを利用する中で違法な情報などを発見した場合、警察に通報します。