社会問題となっている「あおり運転」。その対策として岡山県警は21日、悪質で危険な運転の動画などの情報提供を受け付ける専用サイトを全国に先駆けて開設しました。

前方の車に近づき、速く走るよう挑発したり車を極端に幅寄せするなどのあおり運転。岡山県警によりますと、あおり運転に該当する車間距離保持義務違反の去年の摘発件数は、県内で139件と前の年の2倍以上(2017年53件)。今年の通報件数も去年1年間の数とほぼ同じ約1500件に上っています。こうした状況を踏まえ、県警が開設したのがあおり運転の映像を受け付ける専用サイト「岡山県 あおり110番鬼退治ボックス」です。あおり運転や飲酒、暴走などの危険運転に遭遇した際、ドライブレコーダーやスマートフォンで撮影した写真や動画などを投稿することができます。情報は24時間受け付けていて、県警では映像内容を確認した上で悪質な場合はドライバーを特定し、道路交通法違反などでの摘発につなげていく方針です。
岡山県警によりますと、インターネットを通じて映像提供を求める取り組みは全国初で、今後はコンビニなどにチラシを配布して周知を図っていく方針です。