人口減少などで経営環境が厳しさを増す中、備前市の備前信用金庫と日生信用金庫が基盤強化に向けてきょう合併し、営業をスタートしました。

午前9時の営業開始に先立ってセレモニーが行われ、職員や備前市の田原隆雄市長らが新たな信金の船出を祝いました。
新たな信金の名称は「備前日生信用金庫」。
人口減少や低金利で経営環境が厳しさを増す中、基盤強化を目的に「対等合併」に至りました。
合併により預金残高は、県内7信金のうち4番目の約2300億円となりました。
新たな信金の本店は旧備前信金の本店とし、中小企業向けの「経営コンサルティング室」と、行政機関と連携した支援を行う「地域応援課」を新設。
店舗数は、合併前と同じ備前市を中心とした22店舗でスタート。
営業エリアが重なる6店舗の統廃合も検討し、捻出した人材を新部署などに配置していく方針です。
岡山県内の信用金庫の合併は18年ぶりです。