兵庫県で家族ら4人がクロスボウ・通称ボーガンで殺傷された事件を受け、岡山県は6月15日、クロスボウを有害玩具に指定するか審議会を開き、全会一致で承認されました。

審議会は、岡山県青少年健全育成条例に基づき臨時で開かれたもので、学校関係者らが出席しました。
クロスボウ・通称ボーガンは弓の一種で、6月4日、兵庫県宝塚市で家族ら4人が死傷した事件で凶器として使われました。
有害玩具として指定されれば、18歳未満がクロスボウを所持することが禁止されます。
18歳未満に販売した場合は、30万円以下の罰金が科せられます。
指定を検討する理由について県は、過去にも全国でクロスボウを使った事件が起きていること、また、既に14の県で指定されていることなどを挙げました。
こうした説明を受け、出席者8人全員が、有害玩具に指定することを承認。
この結果を踏まえ、県は早ければ6月中に指定する見通しです。