倉敷市の「天神窯」で活動する陶芸家・岡本篤さんの喜寿を記念した作陶展が6月17日から、岡山市北区の天満屋岡山店で開かれています。

天神窯は故・岡本欣三さんが開き、長男の篤さんが受け継いだ窯で、作陶展には香炉や花瓶などこの2年間に制作した約50点の作品が並べられています。


こちらは今回の喜寿を記念して作られた寿老人の置物です。
深みのある紫色の服は欣三さんの名前から一字を取り名付けた釉薬紫欣釉を使っていて、寿老人の穏やかな表情を引き締めています。


また、こちらの鳳凰が描かれた花器は欣三さんが再現に成功した玳玻盞天目の技術を用い、流れるままに釉薬を生かすことで、力強く羽ばたく様子を表現しています。
自らの喜寿と天神窯の70周年を記念した作陶展は、6月23日まで開かれています。