番組審議会

第323回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 平成29年11月27日(金)17:00~20:00
場所 岡山市北区駅元町1-5 ホテルグランヴィア岡山4階 櫻
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
延原政行
小田 久美子
真鍋正巳
小松原竜司
欠席委員 勝矢雅一
池田清一郎



局側出席者 土井社長
下山専務
大森取締役報道制作局長
佐々田編成局長
中尾編成局次長
遠藤編成部長
山野編成部副部長
宮田編成担当

議事の概要

「福たび 岡山篇」
(平成29年10月28日(土)19:00~19:54 放送)            

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■登場する福くんが鯉の値段に驚いたりする際素直な反応をしていて、変ないやらしさがなくあれが逆に演技ならば凄いなと思うし、いずれにせよ福くんの人気のあるところかなと思った。また訪れた各スポットで、福くんの反応というのが中心となっていたが、地元の人との絡みや会話がもっとあった方が、より身近に感じられるのではないかと思った。

■気の向くままとはいえ、なぜその場所に行っているのかというテーマ性というものがかわりにくく、福くんが特に「馬に乗りたい」とかの希望があるのならば話は別だが、ただ車酔いをしながら連れ回されているという感じがした。

■鈴木福くんの素直さが前面に出ていて楽しい番組だったが、なぜキャンピングカーで旅をする必要性があるのか、そうする必要性はないのではないかという感じがした。

■旅先もいろいろバリエーションに富んでいたし、乗馬のシーンではカメラを付けた状態で福くんに馬に乗ってもらったりして、ちょっと目先を変える工夫もされていたので良かったかなと思う。何よりも福くんの可愛さが見どころだったんじゃないかと思う。照明の具合など思うようにできない場面もあったと思うが、そういうものも含めて見る人を引き込む内容だったと思う。

■「旅」というのは本来楽しいものであるはずなのに、福くんの笑顔が愛想笑いぽくて、満面の笑みというのが出ていない感じがした。もっと楽しい雰囲気の伝わる「福たび」にしてあげるべきだったと思う。事前に福くんが物事を探すとか、それに対して興味を持つ、それを実行に移してみるといったようなプロセスがあればもっと楽しい番組になったのではないかと思うが、全てお仕着せで、出来合いのものを並べているという、そういった流れが残念だったと思う。もっと積極的に岡山の魅力を県内以外の方にアピールできるような、そういった番組に詰めなおしていただきたかったと思う。

■この場面はこのためにある、この目的で取り上げているというのが最初にあってその答えとして画面を見るということに慣らされているので、このように何の脈絡もなく淡々と各地を巡るというのは戸惑ったことは事実。ある一種のサプライズというか、つないで見たときに、最後に、ああそういうつながりだったのかとかが何らかのメッセージで出てくるとかの演出が欲しかった。今回は薄味の味付けでそれはそれで良かったと思う。シリーズになっているようだが、次回もし可能であれば、そのあたりを考えてもらいたいと思う。

以上