■今回の番組も単なる旅ロケ番組に終わらず、地域を牽引する事業者の方々の姿を伝えるなど経済的な側面からも視聴者に情報を伝える手法、取材手法に共感を覚えた。

■全体の番組の作りとしても、大江キャスターが出て来たのと、バリューマネジメントの他力野社長さんが出て来て、外部の目線を持つ方がコメントするのは非常に良かったなあと思った。
ただ他力野社長のコメントは、なるほどなあと思うことがある反面、一般論もあったかなというような感じがして、どうせなら事業者の立場として、もっと仕掛人の狙いはここにあるんだ、戦略はこうなんだといったようなところにも特化してコメントしてもらった方が観光客目線の大江キャスターとのバランスも取れて良かったんじゃないかなと思った。

■コロナ禍で観光業界はかなり疲弊しているので、こういった新しい取り組みをまとめて紹介するという番組は考えさせられるということもあるけれども、ニュース性もあって是非行ってみたいなと思わせるような番組だった。
これは岡山・香川にとどまらず全国に紹介しても通用するようなコンテンツだなと思っているので、全国でこういうものを取り上げる企画でも良かったんじゃないかなというふうにいま思っているので、今後そういう番組が出来ることをちょっと期待している。

■全体的に情報はすごくたくさん盛り込まれてはいるが、とてもそれぞれをコンパクトに伝えているというところと、あとで頭に残るワードとか、コメントというものもたくさんあったかなと思う。

■今回６０分番組ということで、年末に本当に総決算という形で、相対的にこの番組そのものを全体的に見て、やはり地域の紹介と、興味があって行きたくなるというか、地域の再発見につながるようなまとめ方をしていたような気がする。

■内容としては結構充実して素晴らしいと思った。
観光をテーマにこのエリアを多数取材していて、本当に内容は充実していて、私にとってはちょっと多過ぎた感がある。

■本当の観光とはどういうことかを問うというそういう番組、ストーリーを作っていただければ面白かったのにと思う。
いろんなところで観光、観光とテレビでやっているけれども、そんなの観たくない。
もう少し、観光の原義が何だったんだということを加えた上で、視聴者を引っ張っていくということをやっていった方がと思っている。

■本番組を通じて深く地元を知り、地域経済とともに関りを持ちながら 成長していくという姿勢を持つことは企業活動の基本であるという ことを感じることができた。