番組審議会

第377回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 2023年4月25日(月)14:25~15:30
場所 岡山市北区柳町2-1-1 テレビせとうち5階大会議室     
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
生本尚久
片平朋世
竹内雅人
長田憲司
中瀬実
欠席委員 久保将俊(レポート提出)
局側出席者 土井社長
大森常務取締役
大本取締役報道制作局長
葛原執行役員編成技術局長
原編成技術局専任局長
事務局 中尾
事務局 竹内

議事の概要

(1)番組審議(合評)  
番組タイトル:
 ザ・ドキュメンタリー
「赤テントの贈り物~夢と感動をつなぐ木下大サーカス」
2023年 3月21日(火・祝)13:55~14:25
                               について

(2)視聴率および視聴者対応についての報告

(3)放送番組の種別と放送時間量及びCM放送時間についての報告

(4)その他

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■今回の作品を見るにあたって感じたのが、非常に淡々と、でも様々な感動の要素をうまく、そしてさりげなくちりばめた、非常に質の良いドキュメント作品であったという点だった。

■今回は番組が記録というよりも、この番組を見て、木下サーカスが本当に岡山に溶け込んでいるというか、岡山の宝というようなことが、本当によく分かった。

■共感の余韻を残しながら次に赤テントを建てる話に切り変わっていく、この展開もなかなか良いなと思った。

■木下社長が、世界一を目指すとか、超一流を目指すというのがあったが、言葉だけで具体性が無いのが残念だった。岡山だったらファジアーノが、これからスタジアムという形で、ある意味、大きな形でライバルが出来てくる中で、自分たちのサーカスが世界で輝くための構想など糸口を、社長から語っていただければ良かったかなというふうに思った。

■若い杉野さんが他の団員から技を受け継ぐ姿、それから何度も映される明るい姿というのがとても印象的だった。
他にも恐らく杉野さんと同じように切磋琢磨している過程の方もおられると思うので、少しそんな様子も映ると、確かにこういろんなところで受け継がれているんだなというのが視聴者の方により伝わるのじゃないかなと感じた。

■杉野さんを見て、夢は自分で描くものであり、決して親や周囲に強制されて、影響を受けても強制されるものではないということを強く感じさせる内容だったと感じた。

■団員さんたちの思いや日々のトレーニングやプロ意識なんかが観客の感動を呼び起こして、またそこにテレビ局が焦点を当てて番組作りをして、結果的に番組を作った方の伝えたいこと、それが私たちにちゃんと伝わって来た大変良い番組だったと思った。

■これはドキュメンタリー、記録という表題が付いてるわけだが、記録とはいいながら、これは一編のドラマだと思う。
ドラマ性があったのが、このドキュメンタリーを非常に特色付けていて、なかなか他には出来ない番組だったなあと思った。
以上