■全体として、様々な年齢、分野でのスタートアップの取組みがバランスよく紹介されており、大変興味深かったです。

■それぞれの経営者の人柄や苦労がよく伝わってくる構成になっていますし、何より地方で高齢化が進む中、若い世代が多く出演し、将来の希望が持てる番組であったように思います。

■どう興味の薄い人に見ていただくかというところかと思いました。ウエンツさんという高い知名度を誇るタレントを起用してはいるものの、今思うと出演されていた企業さん、関係者の人が中心に見られるんだろうと、恐らく工夫が必要なんだろうなと思いました。

■地元就職、地元企業とか、Ｉターン・Ｕターン企業を勧めるような、地元起業のススメ的な、地方の起業・創業環境というのが育ってきているところをアピールして出せば、これから若い人とか起業したいという気持ちが、もうちょっと高まるかと思います。

■たくさんの会社が出てきて、時間の制約があるということ、それぞれの会社の概要を理解するのに精一杯になってしまった感じがありました。それぞれ話を聞いていけば、壁にぶつかったりだとか、乗り越えたりだとか、そんなようなことがあるんだろうと思うのですけれど、ちょっとその辺の話がなかなか及ばなかったのが残念なところかなと思います。

■番組の構成もコンテストと同様に事業内容を各出演者がプレゼン形式で紹介されていて良かったと思います。起業家さんの卵の方が実際のプロジェクトをプレゼンしたり、スタートアップを分かりやすく紹介されて良かったと思います。投資家に投資を訴えるのと同様に、視聴者に訴える感じで番組作りに反映出来ていたと思います。

■私がこのテーマを見た時に、「明るい、キラキラ輝く」イメージを逆に持っていたのですが、番組の画面自体が暗い。多分設営がそういう場所だったからでしょうけれども、どういう訴え方・見せ方をしたいかとなると、これからやるぞって思う人たちの気持ちに寄り添った画面の見せ方をした方が良いかなと思いました。

■スタートアップ、未来人ということを掲げられるんだったら、やっぱりもうちょっと同じ意外性でも「えっ」というのを入れておかれた方が、番組としては良かったのではないかと思っています。タイミング的に新年度にわたって新しくスタートアップを紹介していくという意味では、番組としては合格点かなと考えています。是非、次は意外性のある「えっ」という人を見つけてきて、紹介して欲しいと思います。