番組審議会

第407回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 2026年4月22日(水)14:30~15:15
場所 岡山市北区柳町2-1-1 テレビせとうち5階大会議室
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
長田憲司
椙原彰子
服部芳郎
金田好正
天野豊文
欠席委員 八木俊則
局側出席者 仮谷寛志代表取締役社長
西島広敦常務取締役      
大本哲弥取締役報道制作局長
北條千尋編成技術局長
長尾公美子編成CM部長
事務局 中尾昌史
事務局 山野智子

議事の概要

(1)番組審議
審議番組:
ザ・ドキュメンタリー 誰にも言えない~不妊治療に向き合う人たち~
放送日:2026年3月20日(金)12:55~13:25
                              
(2)視聴率調査・視聴者対応についての報告

(3)放送番組の種別と放送時間量及びCM放送時間についての報告

(4)その他

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■不妊に悩むカップルについて、どちらに責任があるとか、どちらが悪いといったような描き方は適切ではないが、今後同様の番組作りをする際には、不妊治療において当然に女性側に原因があり女性側(だけ)が治療しなければならないという印象を与えないような工夫が引き続き必要と思った。

■一般の視聴者にとっては、私も含めて、日々の自分の言動を顧みる機会になったし、今、同じように不妊治療をされている方々にとっては、非常に共感を呼ぶ内容だったと思って、非常に良い番組だったと思う。

■テーマの性質上、仕方ないとと思うが、見終わった後、正直少し重たいな、ちょっと切ないなという感覚が強く残ったが、言い換えると、自分事として考えさせられるような、そういった意義あるドキュメンタリー番組になっていたと思う。

■気になる点を挙げるとすれば、尺の短さというところであり、これだけの番組を30分という中で構成したこと自体素晴らしいと思うけれども、今後、続編とか複数回構成など、腰を据えた同じ展開があるとすごく良いと思った。

■最後ちょっと希望を持てるようなことも、治療が上手くいっても、上手くいかなくても、その方の人生は続いていくということがあって、治療を通して、自分と向き合っていく過程でもあるのかなというふうに思った。ご夫婦にとっても、これから二人でどう生きていくかといった面でも話し合う過程が丁寧に取り上げられていたというのも、とても良かったと思う。

■特に当事者の心情について、非常に丁寧な取材で描かれていたと思う。日記を使っての描写は、それぞれその時々の率直な言葉が書かれている上に、文字の乱れなどで感情の動きも伝わってきて、非常に気持ちを理解する上で良い手がかりになっていたと感じた。

■「妊活」が当たり前になってきていて、周りの当事者以外の全員が今こうやって、ハラハラ、ビビりながら関わっている状態を少しでも緩和できるような報道・番組作りを今後もしてもらえると嬉しい。

■今回は不妊という非常に良く分かるテーマであったので、社会には、いろんな当たり前と思われていることが、実は当たり前ではなくて、いろんな矛盾を抱えているんだということを改めて感じさせられ、良い番組だったなと思う。ただ30分は短かったなと思える半面、1時間や1時間半に掘り下げると、制作側も大変だろうと思うので、30分で良かったのかなと思う。本当によく取り上げた良い番組だと思った。
以上