全国一斉に「秋の火災予防運動」が始まりました。岡山市中区の介護老人保健施設では9日、消防訓練が行われました。

訓練は震度6強の地震で火災が発生したとの想定で行われ、施設の職員や利用者が初期消火や避難経路などを確認しました。 2階と3階に逃げ遅れた人をはしご車で救助したあと、屋上に取り残された人をヘリコプターを使って救い出しました。毎年、火災で亡くなる高齢者の割合は高く、岡山市では今年に入ってこれまでに7人が火災で亡くなり、このうち4人は65歳以上の高齢者でした。秋の火災予防運動は11月15日まで行われますが、今年は新型コロナウイルスの感染を防ぐため、アルコール消毒液を使う機会が増えていることから、取り扱いに注意するよう呼び掛けています。