岡山市の大森市長は24日定例会見を開き、市独自の新型コロナウイルス対策事業などを盛り込んだ11月補正予算案を発表しました。

岡山市の11月補正予算案には、新型コロナウイルスに関する事業費として13億5500万円が計上されました。そのうち、岡山市独自の施策として、国の慰労金の対象から外れた保育・障害者福祉・介護などの業務に従事する人に対し、一人3万円の慰労金を給付します。具体的には、保育園や児童養護施設などの保育施設で働く人や、障害者の意思疎通支援、福祉用具の販売を行う人などが対象です。また、2020年4月28日から2021年4月1日までに生まれた新生児一人につき3万円を、低所得の一人親世帯へ2万円を支給します。また、会見で大森市長は10月1日時点の待機児童数を発表。その数は157人で、2020年4月と比べ102人減少しました。待機児童問題解消のため、市は受け皿の確保を進めていて、2021年4月には新たな認可施設の開園などにより、受け入れ枠が713人分増える見込みです。ただ現状、保育士不足などを理由に約3割の施設で定員割れが生じています。