岡山市の後楽園では19日から早春の園内を彩る梅の木の剪定(せんてい)作業が始まりました。

後楽園には紅白の梅約100本が植えられています。剪定は不要な枝を切り落とし、樹形を美しく整えるとともに風通しを良くして病害虫の発生を防ぐためのものです。午前9時ごろから岡山市内の造園業者が、開花後の芽のつき方や枝振りなどを思い描きながら、はさみを使って余分な枝を手際よく切り落としていきました。早咲き品種の「冬至梅」などは去年12月下旬ごろに開花していますが、梅林の見頃は2月上旬から3月上旬ということです。剪定した枝は例年、来園者に販売していましたが、今年は花芽のついた枝が少ないことから、販売は中止することにしています。