2020年分の所得税の確定申告が、16日から全国で一斉に始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オンライン申告を推奨しています。

特設の申告会場となった岡山市の岡山コンベンションセンターでは、新型コロナ感染防止のため申告に訪れた人には整理券が配られ入場を制限。無料通信アプリ「ライン」からも整理券を取得できるようにしていて、1日の入場者数を例年のおよそ6割、600人程度に抑えています。会場では受付で検温や消毒を済ませた人が、税務署の職員らに入力方法などを教わりながらパソコンで申告していました。国税庁では、会場に行くことなく申告できる電子申告納税システム「イータックス」の利用も呼び掛けています。所得税の確定申告は年金受給者や個人事業者などが対象で、例年岡山県では約32万人が申告しています。申告期間は、緊急事態宣言を受けて1カ月間延長され、4月15日までです。岡山コンベンションセンターなど各税務署以外の申告会場は3月15日までとなっています。