江戸時代、岡山城に登城する藩士のお供が待機する場所「供腰掛」が復元整備され、30日から一般の利用が始まりました。復元された「供腰掛」は幅が約14メートル、高さは約6メートルあります。岡山市教育委員会が岡山城の南側入り口から東に約60メートル、本丸下段の元の場所に総事業費7000万円をかけて整備しました。供腰掛は江戸時代、岡山城に登城する藩士のお供が待機していた場所で、市教委では建物内部に当時の城の様子を説明したパネルや縁台を置き、観光客の休憩所として利用します。供腰掛は明治時代に取り壊されましたが、岡山藩主だった池田家が保管していた絵図や発掘調査をもとに2年前から復元整備が進められていました。