岡山県に発令されている緊急事態宣言は、期間の折り返しを迎えました。この週末、岡山市中心部の商業施設は県からの要請を受けて本格的に休業とするなど、人の流れを抑制するための対策が強化されました。岡山県からの休業要請を受け、岡山高島屋やイオンモール岡山などの大型商業施設で本格的な休業がスタートした22日・土曜日。普段は待ち合わせなどで人が集まる駅前広場や交通渋滞が見られる市役所筋なども目立った混雑はありませんでした。岡山高島屋では全国に緊急事態宣言が発令された去年4月に続き、食料品など生活必需品以外のほぼ全ての売り場を休業にしました。こうした大型商業施設の休業などで、人の流れにも変化が見られました。NTTドコモが携帯電話の位置情報から推計したJR岡山駅周辺の人出は感染拡大前と比べて48%減ったほか、23日の日曜日は宣言初日の5月16日と比べ、7.4ポイント減少していました。一方、岡山市中心部の2大商業エリアの一つ、表町商店街周辺は9・2ポイント増加するなど人の流れを抑えることの難しさも浮き彫りになっています。