今年も残すところあと2ヵ月余りとなり、岡山県倉敷市の天神窯では2021年10月21日、来年の干支・寅の香合の窯出しが行われました。
倉敷市羽島の岡本篤さんの窯では、毎年この時期に干支の香合の窯出しをしています。香合は、高さが5センチほどの手のひらサイズで、大胆に寅の頭を強調。茶席に合うよう濃い草色の釉薬で色付けしました。3日前に窯入れし、180個を焼き上げました。
窯から取り出して並べたあと、器にくっついたふたが動くよう木づちで軽くたたき、出来栄えを確かめていました。この寅の香合は、10月22日から天神窯で販売されます。