岡山市が検討を進めている新アリーナの整備について5月10日、市が事業への協力を求めている岡山県から、正式に「参画しない」という回答があったことが分かりました。
この日、大森雅夫市長が定例会見で明らかにしました。
岡山市がおよそ145億円をかけ、北区野田に整備を検討している新しいアリーナは、地元プロスポーツチームや経済界からの要請を受けて始まった構想で、市は県に対して財政負担も含めた事業への参画を呼び掛けていました。
県の関係部署から市に対して「この構想に参画する結論には至らなかった」と回答があったということです。
大森市長は「少なくとも今の段階では、県は一緒にはやらないよということだろうと思います。市単独でやるのか、やらないのか、やるにしても違う形を求めるのか。いろんな形があると思う」などと話しました。
市は議会や経済界と協議し、6月10日開会予定の6月定例議会に向け、関連予算の計上などを含め対応を決めることにしています。