
将来的に枯渇する可能性も指摘されている備前焼で使われる土。若手作家らがその確保に向け、動き出しました。
「原土継承プロジェクト」と銘打ち、今年4月から活動を行っているのは、備前焼陶友会青年部のメンバー10人です。
備前焼の原土は伊部周辺の地下にある粘土層ですが、採土できる所は極わずかで、将来的な枯渇が危惧されています。
プロジェクトは備前市内の未開拓の山などから新たな原土を確保したり、その情報を後世に残そうとするものです。
この日は青年部のメンバーらおよそ10人が、備前市が所有する伊部地区の山の2カ所から、およそ300キロの土を採掘。今後も山からの土の採掘を中心に活動を行っていきます。