施設の老朽化などを受け、存続か廃止か検討されてきた高松市の高松競輪場について、大西市長がきょう、存続の方針を表明しました。

1950年に完成した高松競輪場は、ピークの1991年度に465億円だった売り上げが、昨年度は約4分の1にまで落ち込んでいます。
建物の改修などに多額の費用が掛かることなどから、存続か廃止かについて、第三者でつくる検討委員会が議論を重ねてきました。
委員会が提出した報告書によると、存続の場合はスタンドの耐震工事などに最大11億円が必要となりますが、市では競輪事業のスポーツとしての価値や各競技団体からの強い要望も考慮して、「存続」を決めたということです。
また、収益改善のため、夜間の無観客レース・ミッドナイト競輪が開催できるよう、約2億円をかけてナイター設備を整備する計画も示されました。