土砂災害が発生する危険性の高い場所に太陽光発電施設の設置を禁止する条例が、岡山県で今年10月に施行されます。この条例に関する説明会が18日、岡山市内で行われました。

説明会は岡山県内の市町村の職員らを対象に開かれました。条例は、砂防指定地や地すべり防止区域など、土砂災害の発生する恐れが高い空き地や山の斜面などへ、太陽光発電施設の設置を禁止するものです。罰則規定はありませんが、違反した場合は指導や勧告を行い、従わない場合は設置者の氏名などが公表されます。県の担当者は設置に適さない区域に発電出力50キロワット以上の施設を整備する場合は、知事への届け出が必要なことなど条例の概要について説明し、参加者は熱心にメモを取っていました。太陽光発電施設の安全な導入を促進する条例は10月1日から施行されます。