携帯電話などを使用しながら車を運転する、いわゆる「ながら運転」が12月1日から厳罰化されるのを前に、岡山県警は27日、JR岡山駅前で運転マナー向上を呼び掛けました。

啓発活動は、岡山県と県警が連携して行ったものです。来年の東京オリンピック出場が内定した環太平洋大学の柔道・素根輝選手らを起用したチラシなども配られ、「ながら運転」防止を呼び掛けました。道路交通法の改正に伴って、12月1日から「ながら運転」の罰則は強化され、運転中に携帯電話で通話したり、スマートフォンの画面を見たりした場合は、反則金や違反点数が約3倍に。また、事故を起こすなどした場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。運転中の携帯電話使用が原因で発生した岡山県内の人身事故件数は、去年までの5年間で218件に上り、夜間に歩行者をはねるなどの死亡事故も4件起きています。県警では今後、「ながら運転」などの取り締まりを強化するとともに、交通マナー向上を呼び掛けていく方針です。